【ハンドメイド】オリジナルデザインで真鍮アクセサリーの作り方

真鍮は使っているうちにアンティーク感が出てきて味のある色になっていくのでオリジナルのアクセサリーを作りたいと思い、真鍮素材を使ったアクセサリーの作り方を調べて気になったものや作り方を紹介していきます。

真鍮を使ったリングの作り方

結構本格的な感じの作り方をブログで掲載している方の記事がこちら。

引用元:http://silverkazenoiro.blog61.fc2.com/blog-entry-262.html

素材の真鍮の2mm角線(断面が2mm角の棒)を用意
(中略)次に、この真鍮の角線をねじる前工程の”焼きなまし”をします。
硬い金属ですが、赤くなる直前まで熱して急激に冷ます(水の中に入れる)と
手で曲がるくらいの柔からさになります。焼きなましをしたら、片方を万力に挟んで固定します。
以前は両手にペンチを持ってねじっていたのですが、効率が悪いのと綺麗なネジネジにならないので最近はこの方法で定着しています。
程よくネジネジになったら、次は指輪のサイズ出しです。芯金と言われる指輪のサイズ硬い金属ですが、刻んだ長い棒(ジュエリー屋さんでお客様のリングのサイズを測ってくれる棒)にネジネジの真鍮を巻きつけます。
(中略)巻きつけが終わると、ここぞと思うところでカットします。
(中略)ろう(金属)付けは、金属の溶接です。
フラックスという特別な薬剤を溶接面にちょこっと塗って、1mm角に切った「ろう」を置いてバーナーで指輪を熱します。
指輪が熱くなったところで、次に「ろう」に熱を加えます。
すると土台の金属(今回は真鍮)より低い温度で溶ける「ろう」が溶けます。その後一呼吸ほど熱してやると綺麗に溶接が出来ます。
溶接が終わると、「酸洗い」と言われる工程です。酸性の液体の中に入れて加熱して付いた黒の酸化被膜を除去します。
あとは、ひたすらヤスリで磨き上げます。(以下略)

材料自体はホームセンターなどでも揃いそうですが、道具を揃えたりが難しそうなので、初心者でも簡単に出来る方法はないかと色々調べてみました。

道具

・真鍮(棒状、もしくは板状)ホームセンターで購入可能
・カッター、ハサミ、糸のこ
・ペンチ、やっとこ
・紙ヤスリ ホームセンター、100均で購入可能
さらに・・・
*曲げたり叩いたりする場合は
・ハンマー
・リング(指輪)ゲージ棒
・バーナー、耐火ボード ホームセンターで購入可能
*つなぎ合せたい場合は
・ロウ(繋ぎあわせる金属) ホームセンターで購入可能・金属用フラックス(真鍮とロウを
接合しやすくする) ホームセンターで購入可能
・バーナー、耐火ボード
・酸洗用の液体 (ピカール、コンパウンドなど)

材料のカット

棒状の他にも板状になっている真鍮板を使用して作成する事も出来るようです。
真鍮板の場合、厚さ1mm程度までの物であればカッターでカット出来るみたいなのですが初心者でも簡単にカットできるのは0.3mm程度までとの声もあるようです。0.3mmはリングにするにはかなり薄そうな気もしますが・・・ハサミを使ってカットしてみましたが、0.3mmは簡単に切ることができ、0.5mmは少し力が必要でしたが切ることができました。ハサミの方がカッターより簡単に切ることができそうですが、カットした側の金属が歪んでしまうのと、幅を細く切るのは難しそうです。また、ハサミの刃がダメになってしまうかもしれないので注意が必要です。
リングの場合は棒状の物だと糸ノコで好きな長さで切るだけなので棒状の方が切断しやすそうですが、リングの幅を好きな幅にしたかったり、厚さが薄めののリングを作りたい時は真鍮板の方が良さそうですね。

成形

材料をカットしたらいよいよ形作りです。作り方は色々あるようなのでいくつか紹介します。

バーナーを使って焼成(焼きなまし)

金属を曲げたりねじったりする時にそのまま無理にねじると金属が折れてしまいます。そこで重要
なのが焼きなまし。金属を赤くなるまでバーナーで熱した後に水の中に入れて冷ますと柔らかくな
るので焼きなましをした後に成形していきます。ねじる場合は両手にペンチを持ってねじる方法も
ありますが、片側を万力で固定してペンチでねじると綺麗になるそうです。万力はホームセンター
やダイソーに売っていて意外と購入しやすいのでやりやすい方法でやりましょう。

ハンマーで叩く

金属は圧力や衝撃を加えると硬くなりなります。その性質を利用してリングゲージ棒とハンマーで
形を作りながら硬度を上げていきます。叩いているうちに硬くなりすぎて形が作れなくなったら
バーナーで一度熱を加え、冷やすと金属が柔らかくなり再度形を作ることが出来ます。

ロウ付け

形を作り終えた後、金属を繋ぎあわせて輪の状態にしたい時はロウ付けという工程に入ります。
引用元:http://hitakiya.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
金属のつなぎ合わせたい部分の油分や汚れなどを取り、フラックスという接合を促す薬剤を塗ります。フラックスは無くてもできるそうですが、使用した方が溶接しやすいようなのでなるべく使った方が良いでしょう。フラックスを塗布した後はロウ付け用の金属を接合部分に置きます。ロウは色々種類があるそうなのですが一番簡単にできるのは銀ロウらしいのですが、色が銀なので多くつけてしまうと銀色が目立ってしまうので注意。銀ロウの場合、真鍮の方が温度が上がりにくいので先に真鍮をバーナで熱してから銀ロウを熱するようにしましょう。ロウがうまく流れた後は水やお湯につけて温度を下げます。冷水や熱湯である必要はないです。

酸洗い

金属が熱することによって酸化され、ピンク色や黒っぽくなったりなど変色するので酸洗いをします。真鍮は10円玉に使われている金属なので、10円玉がレモン汁や酢でピカピカになるのと同じです。酸性の液体を使って磨く事も可能ですが、主にピカールという金属用研磨剤を使って磨いたり、目の粗い紙ヤスリの後に目の細かい紙ヤスリで磨く方法があります。なお、ピカールは黒ずんできた場合にも使用できるのでメンテナンスにも使えるでしょう。

読んでいるだけだと難しそうな気もしますが真鍮はシルバーより安くて作りやすいのでハンドメイドアクセサリーをはじめてみたい方は真鍮アクセサリーからはじめてみましょう!